体の一部が動けば、そこで、相手とお話しすることができます。たとえば、瞬きができれば、一回でイエス、二回瞬きすればノーとか、目の玉が右に動けはイエス、二回動けばノーと決めて、お話しをすればいいのです。でも、私たちの思いは、イエス、ノーだけでは全部語ることができません。たとえば、自分の名前、好きなもの。それをイエスとノーだけでお話しをするのは簡単ではありません。でも方法があるのです。それがあかさたなスキャンです。
単語の文字ひとつひとつを、あかさたなと、読みあげて合図を送ってもらうことで、最初の文字がどの行にあるか、そして、その行のどの文字なのかを確定していく方法です。
動画を見てください。方法がわかるでしょうか?
宮ぷーはレッツチャットを使う前にこの方法でお話しをしていました。
いただいたメールです。
かっこちゃんの1000人集会への思いを知って、私のようなものがいるとぜひ、お伝えしたくてメールをしました。こんにちは、進藤と言います。かっこちゃんとは講演会で初めてお会いして、それからメルマガをとらせていただいています。いつも拝見しているばかりですが、今回はお礼を書きたくてメールを送らせていただきました。私の母が8月17日に癌で亡くなりました。癌がわかってからたった3ヶ月で、あまりの急激な変化でしたが、おかげさまで、一月あまりは痛みも軽く、動くこともできました。母はとても我慢強い人でしたので、そのために、癌の発見も遅れてしまい、わかったときには取り返しのつかない状態だったわけですが、3ヶ月は、家族力をあわせて幸せな最期だったと思います。私がお礼を言いたいのは、最期には呼吸器もつけられて、話すことができなくなっていましたが、かっこちゃんが講演会で教えてくれたあいうえおを言う方法で、母は瞬きで合図をすることができたのです。母は痛みもあって、呼吸なども苦しいはずでしたが、あいうえおで教えてくれた言葉は感謝の言葉ばかりだったし、一人一人の名前を呼び、元気でいてほしい。頑張りなさいと、家族を思いやる言葉ばかりでした。母はかかあ天下という言葉がありますが、それを地で行った人で、私たちきょうだいにも恐れられる(笑)ほどのワンマンな人でしたが、根は優しく、困った人がいればほっとけない情のある人でした。もし、最期の十日間、あいうえおで言葉が伝えられなかったならば、母の生きる気力というものはもっと早く失われていただろうと思いますし、私たちも、母の本当の思いを知ることができなかったかもしれません。かっこちゃんの講演会であいうえおで言葉を知るという方法を知れたのも、偶然ではないように思っています。こんなに簡単な方法でも、もし、あのとき知ることができなければと思うと、本当に不思議で怖い気持ちもしています。かっこちゃん、白雪姫プロジェクト、私は私なりの方法で広めて行きますね。どうぞ、がんばってくださいね。
知っていることで伝えあえる気持ちがあります。ぜひその方法を知って広めていただきたいです。 (山元加津子)